ニッケイ新聞 2008年8月8日付け
大学といえば、ブラジルでは、Enadeのテストを受けなかったサンパウロ総合大学と州立カンピーナス大学だけが、世界の優良大学二百校の中に選ばれている。残念ながら、百校には選ばれた大学がないが、中国では三十四位に入った大学もある。大学レベル測定にも様々な方法があると思うが、調査、研究発表の頻度や内容などが評価された様子。
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六日夜、サンパウロ市の地下鉄で電気系統トラブル。南北に走る一号線のアナ・ローザとパライゾの間でショートが起き、一時煙も。パニックを起こした乗客らは緊急脱出用のボタンを押し、扉が開いたところで線路に下りて逃げたという。車両の運行そのものは十七分止まっただけというが、二人がけがをし、後続の列車にも遅れが出た。
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七月に憩室炎を起こして入院し、食事には気をつけると宣言していたサンパウロ市長候補のアウキミン氏が、選挙戦のあわただしさの中、コーヒーを飲みながらパステウを食べていたと報じられた。セーラサンパウロ州知事はカサビ候補への思い入れがあるため、アウキミン氏は他州から応援を求めたとの報もあるが、人間関係とは難しいもの。よい仕事をするためには健康と周囲との和も必要だが…。
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九日(土)は、ポリオの予防接種の日。子どもの他、麻疹の予防接種の必要な人も、夕方五時まで受付けてくれるので、近くの保健所へ。また、糖尿病などが気になる人には、サンパウロ市の場合、ポウパ・テンポで無料の血糖値検査をしてもらえる。体重、身長の測定をした上、肥満度計算をした結果も教えてくれる。
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今日、開会式のオリンピック。男子サッカーは一対〇で白星発進した。