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宮城県移住家族会=9月に物故者慰霊祭=海外移住考える夕べも

ニッケイ新聞 2008年8月8日付け

 日本にある宮城県海外移住家族会が九月六日午後一時から、同県大崎市の鳴子温泉で「海外移住物故者慰霊祭in宮城」、高友ワンダーファーム笑福亭で百周年記念イベント「海外移住を考える夕べ」を開催する。
 同協会は一九六一年十月に、海外移住者後方支援と会員相互の親睦を目的として発足。会員の大半はブラジル移民の留守家族だった。
 同慰霊祭は一九八一年に宮城海外協会(当時)の高橋祐幸顧問から「海外移住物故者慰霊碑」が寄贈されて以来、開催されている。
 当日は、慰霊碑の説明、読経や焼香、井上祐見歌手による追悼歌唱などを予定。慰霊祭の後には、高友ワンダーファーム笑福亭(大崎市鳴子温泉字上ノ原2―1)に場所を移して、ブラジル移住百周年記念イベントとして、映像を通して海外移住の過去・現在・未来を考える「海外移住を考える夕べ」の観賞会が開かれる。
 会では映画の「海外への道」と「ブラジルは招く」上映と、紙芝居「アマゾンからの手紙」などを上演。そのほかに井上さんの歌とトークを通じて、海外移住者たちの心情に触れてもらう企画などもある。
 慰霊祭についての問い合わせは宮城県国際交流協会(電話=022・275・3796)、同夕べについては同協会(電話=022・256・3406)まで。