ブラジル国内のスマートフォンの売上げが第2四半期には22%伸び、1300万台に達した。この数字は、1分間に100台以上が売れた事を示す。
コンサルタント会社のインターナショナル・データ・コーポレーションが12日に発表したデータによると、4~6月に売れた携帯電話の総数は1790万台。1330万台(75%)がスマートフォンで、従来型の携帯電話は25%のみだった。
また、同期間中に売れたスマートフォンの平均価格は700レアルで、90%はアンドロイドを使用するタイプだった。これらの数字はブラジル国内の正規の店で売られたものだけを集計したもので、領収書もなく路上で売られたりしているものは含まれていない。
また、最近は画面が5インチ以上あり、タブレットと同様の使い方も出来る〃ファブレット〃と呼ばれる大型タイプを好む傾向が更に強くなっている。同種の機械の売上は2012年には12万8千台だったが、2013年には220万台に及んだ。2014年は500万台に達すると見られている。
スマートフォンの売上は世界的にも年頭の予測を上回る勢いで伸びており、ブラジルで130万台の大台を超えた第2四半期は世界でも3億台の大台を超えた。この傾向は第3、第4四半期にも続くと見られている。
ブラジルの経済が停滞あるいは後退する中でのスマートフォンの売上急増の背景には、メーカー価格の低下、小売店を中心とする投資の増加、連邦政府によるスマートフォンに対する免税政策の延長、どこからでもインターネットにアクセス出来る便利さに対する消費者の強い要望の四つの要因があると考えられている。(12日付G1サイトより)