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五輪でドーハ会議=任期中締結に賭ける大統領

ニッケイ新聞 2008年8月7日付け

 ルーラ大統領は北京オリンピック開会式に出席し、オリンピック会場へWTO(世界貿易機関)会議場を移す考えだ。ジュネーヴで決裂した、ドーハ・ラウンドの修復に向けて努力する。
 ブッシュ米大統領やインド政府外相と、日程を繰り合わせた。一方では、ブラジルの弁護士団がジュネーヴに集まり、綿補助金に関する対米報復措置を検討中だ。
 ドーハ決裂の主な原因は、米国の食糧輸入障壁に対抗してインドも障壁を設置したためだ。米国の真意は、綿補助金に言及しないための予防手段であったという。
 ルーラ大統領の目的は、米国とインドの仲介役を演じるのが目的らしい。大統領は任期中に、ドーハ・ラウンドを成功させたいと思っている。米大統領とは、十分のアポイントを貰った。

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