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高金利でも購入増=庶民の夢をかなえるローン

ニッケイ新聞 2008年8月5日付け

 中央銀行は基本金利を一三%へ引き上げた反応を伺っていたが、決済期限を延長してローンが順調に伸び、雇用創出や所得向上には直接的な影響が出ていないことが判明したと二日に発表したことを、四日付けエスタード紙が報じた。
 ローンの平均返済期間も伸び、消費者は解雇による収入の途絶など、将来の見込みなど考えていないようだ。個人ローンの総額は、三千五百六十八億レアル。過去一年の昨年同期比で、三二・四%増の勢い。
 今回は基本金利の引き上げだけでなく、ローンの増大に歯止めを掛けるため中銀は引き締めを行うらしい。基本金利の引き上げだけで従来のような効果が、期待できなくなったためとされる。

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