ニッケイ新聞 2008年8月5日付け
高知県から来伯した社会福祉法人土佐厚生会の藤田生稔(みとし)理事長が先月二十四日、ブラジル在住の弟藤田けんせいさん、石井久順ブラスヴィア旅行社社長と来社した。
藤田理事長は「ドーナツ化減少で若者が都会に働きに出てしまい、高齢者ばかりの地方の町に、ブラジル人の労働者を看護士・介護福祉士として受け入れられないか」と考えているという。
現在、大企業の工場がある地方の町、浜松や大泉町は在日ブラジル人タウンとして有名だが、「大企業がない田舎は人を呼べず、高齢者や障害者のケアをする人が足りない」と藤田理事長は現状を説明する。
近年日本の政府により、インドネシア人やフィリピン人を、看護士・介護福祉士の候補者として受け入れる話が進められている。高齢者の人口に対し、大幅に介護職員が足りていないからだ。藤田理事長は「ぜひブラジルの人にも働いてほしい」と話した。
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