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岐阜県から農高生10人=ブラジルをさまざま体験

ニッケイ新聞 2008年7月31日付け

 第三十一回岐阜県農業高校生海外実習派遣団の生徒十人と団長の村井真教諭、副団長の島田正幸教諭が、ブラジル岐阜県人会の山田彦次会長と、二十五日に来社した。
 一行は、着聖後、西村農工学校で三日間、現地の生徒たちと交流、コーヒーの収穫や施設の見学などをした。西村農工校の四メートルほどある巨大なコーヒー収穫機に乗って「楽しかった」と感想。宿舎では生徒とトランプやサッカーをして仲良くなったそうだ。
 村本亘平さん(加茂農林高校)は「片言の英語とポルトガル語で、何を言っているのか全然分からないこともあったけど、楽しかった」と初めての国際交流を話した。
 「ブラジルの大規模農業を見たかった」と話す奥村竜太さん(岐阜農林高校)は、「規模の大きさが違いすぎてびっくりした」とブラジルと日本のあまりの違いを語り、国井麻衣さん(岐阜農林高校)は、初めて日系人と触れ合い、「日系人は日本人よりも日本人らしくて暖かかった」と感想を述べた。中には、ブラジルにぜひまた来たい、と話す生徒もいた。
 一行は、ブタンタン毒蛇研究所やイピランガ博物館などサンパウロ市内や、フォス・ド・イグアスーを観光する予定。その後、オランダへ花栽培や環境規制の見学をしに行き、八月八日に日本へ帰国する。
 一行は、団長=村井真(岐阜農林高校教諭)、副団長=島田正幸(飛騨高山高校教諭)、古田龍(加茂農林高校二年)、村本亘平(同校三年)、奥村竜太(岐阜農林高校三年)、井田拓(飛騨高山高校三年)、松本大輝(同校三年)、森大輔(大垣養老高校三年)、岡田拓也(岐阜農林高校二年)、熊崎温子(阿木高校三年)、国井麻衣(岐阜農林高校三年)、三好さやか(恵那農業高校三年)。