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Sシステムを大型化=大量の見習生養成と送出

ニッケイ新聞 2008年7月24日付け

 産業界との政治的確執を恐れて政府は二十二日、四十八億レアルの予算を投じていたシステムS(Senai・Senacなど)の独立採算性を断念し、予算の一部を産業団体の采配に任せることで合意した。
 Sシステムは二〇〇九年、産業界向け無料訓練の見習生定員数を増やす。予算は、社会福祉政策の一環として増額する。合意では二〇一四年までに予算を六六・六%増額、無料見習生を増員することになった。
 政府の計画では、予算の四〇%を割いてSシステム基金を創設する。今年中に八十億レアルの資金を調達、資金運営機関を設ける。Sシステムは、ヴァルガス政権が創設して四十年、一度も改正したことがない。