ニッケイ新聞 2008年7月23日付け
【既報関連】ブラジルと日本の交流促進を目指す「二十一世紀の日伯地域リーダー交流事業」で十八日、日本の十一県から二十人が来伯した。同日夜、ふるさと創生協会、文協、県連、ブラジル日本移民百周年記念協会など共催団体による歓迎会がサンパウロ市ニッケイパラセホテルで行なわれ、約八十人が集まった。
菊地義治ふるさと創生協会副会長の開会宣言の後に、先没者に対しての黙祷が行われた。続いて志村豊弘同協会会長は「たくさんの人に参加していただいて、ありがとうございます」と感謝の意を表し、「僅か十日間ほどの滞在だけど、仲よく、楽しく過してください」とあいさつした。
同訪問団の菊池秀夫団長(愛媛)は「今回の訪問団は、少数精鋭」と評価し、「今回の訪問団は、日伯の掛け橋になることを約束します」と力強く話した。
田中信ブラジル日本商工会議所会頭の乾杯の音頭で夕食会へと移り、参加者は、各県人会の関係者たちと歓談を楽しんだ。
北海道から参加している溝口拓禎さん(24)は「海外自体が初めてなので、右も左も分からない状況」と前置きしながら「最先端を走っているバイオエタノールに関心がある」と目を輝かせた。
一行は、ブラジリアやリオデジャネイロで交流会を行った後に、各県の関係者宅にホームスティをし、二十五日に離伯する。