ホーム | 日系社会ニュース | YOSAKOIソーラン=札幌初披露は大成功=飯島顧問が充実の報告=ブラジル大会は27日

YOSAKOIソーラン=札幌初披露は大成功=飯島顧問が充実の報告=ブラジル大会は27日

ニッケイ新聞 2008年7月11日付け

 「大きな一歩だった」。六月に本場札幌で行われたYOSAKOIソーラン全国大会に、全伯大会三連覇の「グルッポ・サンセイ」を連れていった飯島秀昭顧問(ブラジル同実行組織委員会)は、日本初披露を飾った充実した十日間あまりを、そう振り返った。
 ワールドソーラン部門での優勝こそ逃したが、初めてのブラジル勢は札幌駅前など市内各会場で演技を見せた。飯島顧問は「どこも凄く評判が良かった」という。
 中でも、訪日者三十四人全員が定山渓ホテルに招待された歓迎昼食会では、札幌の常勝チーム代表者らが見に来ていた。飯島顧問は、「踊り出す前は、ブラジルから来たと軽く見られている感じだったが、実際に始まると、みな食い入るような表情になった」と手応えを語った。
 本選に参加するには五十人以上が必要であり、今回は人数の関係でゲスト参加だった。「数年後には日本人と同じ舞台にのせたい。最終的には本選での優勝を狙うところまで行きたい」との抱負を披露した。
 今年の第六回ブラジル大会は今月二十七日。今週いっぱい、参加チームを受け付けている。常連のバストス文協婦人部を含め、すでに二十二団体が申し込みを済ませており、最終的には大会史上最多の参加数となりそうだという。
 「マナウス、カンポ・グランデからも参加表明してもらっている。今年はすごいよ」と飯島顧問。一チーム平均七十人程度が演技するため、総勢千人が出場する。全伯には八十チームが活動しているという。
 大会の入場券はSOHO全店で配布中。入場料代わりに、入場券に書いてある「フェイジョン二キロ」などの腐らない食料を持っていく必要がある。