サンタカタリーナ州ラーモス移住地が、また一歩前進した。日本移民の日の六月十八日、ルイス・エンリッケ州知事は観光農村化への投資として六十七万レアルを出すことに調印した。
この費用は、次の二つの計画実現のために使われる。
一つは、同地会館入り口と八角堂を結ぶエリアにロータリーを作る工事。九月六~七日の桜祭りまでに完成させる。
「これで、安全に出入りできるようになります」とラーモス日伯文化協会の山本和憲元会長は喜ぶ。
七月二十六日に開所式を行う予定のこの八角堂は、同移住地が進めてきた観光農村化計画「日本村構想」の要ともいえる施設で、物産展会場や土産物売り場として機能する。
もう一つは、イベント時に食事スペースとして使う敷地内の多目的コートとゲートボール場の上に、日本風の屋根を来年までにかける。
同文協の関係者は、「州をはじめ、みなさんの協力があってこそ。本当にありがたい」と感謝している。
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