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東西南北

ニッケイ新聞 2008年7月5日付け

 二週間足らずの間に二二人の新生児が死亡したパラー州立病院では、二〇〇五年以来、一四・三~一七・五%と異常に高い死亡率が続いていた。保健省、検察庁、州保健局の捜査では、八〇%の妊婦が十分な医師の指導や検査もないまま出産。更に、収容能力の五〇%を超える超満員状態で、スタッフも不足。州全体の医療機関も満杯で、同病院で双子を死産した青年女性は、妊娠末期に一三時間かけてバスでやってきたのに入院させてもらえず、数日後に出産した時には、死産と報告されただけだったという。
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 この週末も大規模な飲酒運転取締りを行う予定の警察だが、呼吸気中のアルコール濃度を計るバフォメトロの製造者は大喜び。十二人の従業員を使い、年に三〇〇から四〇〇を生産しているサンパウロ州トレメンベーの工場では、全伯のバフォメトロの約半数を生産してきたというが、この一年で倍の生産をと願っている。
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 三日付け本欄で報じた長距離バスなどを利用するためのカードは、州内移動の場合にも使えるとのこと。ただし、確保されている席数が少ないため、前もって予約しないと希望する便には乗れないことが往々にして起きるらしい。詳細は、区役所のアシステンシア・ソシアウの窓口へ。
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 月曜日から始まった郵便局のストはまだ解消されず、郵便物の山は高くなるばかり。ストのせいで請求書が届かなかったというケースも罰金の対象になるので、支払期限が近いものや過ぎたものは、ポウパ・テンポなどでセグンダ・ヴィアを取り寄せた方が無難。二日から起きたサンパウロ州でのインターネットのトラブルで支払不能となったものも、テレフォニカは責任を負わないらしい。