ニッケイ新聞 2008年7月4日付け
兵庫県神戸市の日伯交流年実行委員会(西村正委員長)によって贈られ、五月二十四日に、パラナ州パラナグア港に到着した四万本の「六甲のおいしい水」。
陸揚げされた四万本の内、三万本が、六月二十一日行われるサンパウロの記念式典で、高齢者に対して無料配布される予定だったが、当日は配布されなかった。
松尾治百周年協会執行委員長にその理由を聞くと「警備上の問題で、会場内にはペットボトルを持込むことができなかった。七千五百本配る予定だったのに」と説明。
続けて「川崎重工業の関係者との話し合いで、各県人会や各慈善団体に割り当てることを決定した。対象団体には、電話して水を取りに来てもらう」と話した。
また、「三万本の内、千二百本が余っている。団体が申し込めば、残りの水を手に入れることができる」と語っていた。
現在六団体ほどが、水を持っていった。水は、プロヅトーレス倉庫会社(Av.Henry Ford,622 Alto da Mooca)にて配布している。詳細等は百周年協会(電話=11・3209・3875)まで。