ニッケイ新聞 2008年7月1日付け
インフレがジワジワ浸透し生活費が高騰していることで、かつての物価スライド方式(Index)の再導入が検討されテいる。同メカニズムは、契約書や授業料、保健プラン、サラリーなどをインフレ公定レートに応じて修正するもの。
政府は既に、生活扶助金にインフレ五・五八%を上回る八%調整を行った。サンパウロ州の州道(民営分)は、通行料金を一一・五三%、州政府管理分は五・五八%調整。続いて電気、電話、家賃、バス乗車料、有料テレビも総合物価指数に応じて調整する。生活ラインが一%上がる毎に、インフレは〇・三四%昂進する。生活ラインは価格統制をしているので、調整を行うとインフレは肌に感じて昂進する。