ニッケイ新聞 2008年7月1日付け
サンパウロ日伯援護協会(森口イナシオ会長)の創立五十周年記念、移民百周年記念事業の福祉センターの建設工事が、まもなく始まる見通しだ。六月の定例理事会で発表された。
今年三月、施工会社のブラジル戸田建設の関係者、日系団体の代表者らを招いて定礎式を開いたが、まだ建設許可が出ていなかった。昨年中旬から市当局に許可申請しており、今年六月初旬にやっと出たという。
しかし、建設地を掘り下げる際に、近隣住民に被害が及ばないかを立証する書類を市当局に提出し、再度許可を得る必要がある。関係者によれば、サンパウロ市ピニェイロス区で起きた地下鉄工事事故の影響のためという。