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ニッケイ新聞 2008年6月28日付け

 ブラジリア、サンパウロ、パラナの百周年式典が終わり、日本の各県から来伯した慶祝団が徐々に帰国の途に着いている。大勢の日本人が一時期に来伯することで、当初は治安面について心配する声もあったが、今のところそうした話は編集部にも届いておらず、まずは一安心というところか。さらに滞在される方は、変わらず用心を。
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 サンパウロのご接見には、着任して数カ月の国際協力機構(JICA)聖支所長や国際交流基金の代表者も出席した。今回の主役はあくまで移民であり、日系コロニアではないか。「ご接見には邦人代表者も含まれており、日本政府関係者が出席するのは、どの訪問地でも慣例としてある」と丸橋首席領事は説明するが、日本移民の歴史のない国へのご訪問と一緒くたにする主張が奇異に映るのは記者だけだろうか。