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家族のような雰囲気の式典=山形県人会、55周年を祝う

ニッケイ新聞 2008年6月25日付け

 山形県人会(荒木克弥会長)の五十五周年記念式典が、二十二日午前十時十五分から、宮城県人会館で行なわれた。およそ三百人が参会、斎藤弘知事、阿部信矢県議会議長ら来賓を囲み、表彰を中心に、記念品を交換したりする家族的な節目の催しだった。
 表彰されたのは、荒木克弥、豊田豊、渡部史朗、藤倉恵三、斎藤佳子の五氏、感謝状を受けたのは菊池由二、伊藤勝敏、亀井勇三、山木孝の四氏。
 主な来賓は日本側から知事、議長のほか、大久保鉄夫全拓連会長、今田正夫山形県農協中央会副会長ら、ブラジル側から丸橋次郎サンパウロ総領事館首席領事、県連代表の園田昭憲副会長、文協代表の小森広理事、援協代表の菊地義治副会長、アウレリオ野村サンパウロ市市議、田村ロベルト・カ・ボニート元市長、ほか下議、市議の代理たち。
 荒木会長は「母県はいつも県人の心の拠り所、手厚い支援に感謝する。今年、移民百周年は今後の新たな交流の元年だ。血を受け継ぐ三世、四世たちに意識を高めてもらい、日伯文化融合の道を模索してほしい」とあいさつ。
 斎藤知事は祝辞のなかで県の最近事情を説明「県民は、産業、経済、文化などのあらゆる分野で、誇りと自信を持てる〃県づくり〃につとめている」と声を大にした。
 恒例の記念品の交換では、県人会側は来賓のすべてに贈り物をする配慮をみせた。母県側からは金一封と日本国旗、県旗の目録、県連など日系三団体にも金一封が贈られた。