ニッケイ新聞 2008年6月19日付け
『宝生流能楽団』による日本の舞台芸術「能」の公演が今月二十五日から来月四日までサンパウロを皮切りに五都市で六回の公演が行なわれる。日本移民百周年記念事業の一環。
宝生流の能がブラジル公演は三回目。今回は総勢二十一名が来伯、完全な形での舞台が披露される。
公演では、古典芸能の中でも理解・鑑賞が難しいといわれている能の鑑賞方法を能楽師が説明。三番叟、能「羽衣」、狂言「梟山伏」、そして音楽のみの演奏、居囃子「石橋」などが演じられる。芸能関係者(役者・舞踊家、演出家等)を対象とした対談も実施される。
公演日程は次の通り。
【サンパウロ】六月二十七日、二十八日、午後九時から。イビラプエラ劇場(Auditorio Ibirapuera)。入場料は三十レアル、学生、高齢者、児童は十五レアル。
【ベロ・オリゾンテ】六月三十日午後九時から。クラウス・ヴィアナ劇場(Teatro Klauss Vianna)
【イパチンガ(ミナス州)】七月一日午後八時。ウジミナス文化センター(Centro Cultural Usiminas)
【サルバドール】七月二日午後九時。カストロ・アルヴェス劇場(Teatro Castro Alves)
【ブラジリア】七月四日午後八時。プリニオ・マルコス劇場(Teatro Plinio Marcos Funarte)
サンパウロ以外の公演の入場料に関する問い合わせは各劇場まで。詳しくは国際交流基金サンパウロ日本文化センター(www.fjsp.org.br 電話=11・3288・4971/3141・0110、続木)