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東西南北

ニッケイ新聞 2008年6月17日付け

 市長選挙への立候補受付が始まって、サンパウロ市ではカサビ市長やソニーニャ氏らが正式に届け出た。立候補の受付は、党毎に届け出る日が指定されており、すべての候補者が出揃うのは、第四週。
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 データは二月、三月の調査によるものらしいが、サンパウロ市の交通は最悪と答えた人が八七%と十五日フォーリャ紙。しかし、その交通もサンパウロ市の最大の問題はとの問では第七位。一位は一七%の治安安全、二位は一六%の保健衛生。公共交通手段はマルタ政権では良いと評価されたが、カサビ政権では一二%が最大の問題としている。教育が九%で五位というのも、シダーデ・リンパと並んで二大公約としたカサビ政権には厳しい評価。
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 アルゼンチンのロックアウトが十三日に終了と思いきや、農業界のリーダー逮捕で状況が一転し、十五日から再びロックアウト突入。穀類や油脂類の売買が止まっているため、農作物貿易のために港に停泊している船は九十隻以上。ロックアウトによる被害は、船に関するものだけで一日五百万ドルという。
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 十三日にコロンビアのウリベ大統領が、Farcの反動分子がイングリッジ氏の解放に手を貸すとほのめかしてきたと公表。ウリベ政権は、Farcに対し、人質を解放するなら、一億ドルの報酬とフランスへの出国を認めるという条件を出しているという。Farcの人質は四十人の政治家とそれ以外の七百人と言われている。
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 十六日からサンパウロ州立校の教師が無期限ストに。職場の異動などに厳しい規則が科せられたことなどに反対したものだが、事ある毎に教師が入れ替わって迷惑をこうむっているのは生徒なのでは。