ニッケイ新聞 2008年6月14日付け
アルゼンチンは過去三カ月、三回もロックアウトが起き、スーパーの商品棚は空っぽで食料がない。食品や燃料業界は、十四日から製品の一〇%しか受け取っていない。
今回のロックアウトは、以前よりも徹底するという。幹線道路は輸送会社のトラック百五十台が封鎖し、それに加え、農業生産者も退去して通行止めしており、二重の封鎖となっている。
ロックアウトの動機は、政府が輸出農産物へ課している重課税への抵抗だ。国道や幹線道路の封鎖は、救急車と消防車、個人の乗用車のみ通過させる。路線バスは、燃料の在庫が終了次第ストップするという。