ニッケイ新聞 2008年6月11日付け
おととい朝、百周年記念協会を訪ね、経費の一助に、とお金を寄付しようとしたら、それを断られた一世の高齢者が来社した。「事務所には机を並べて事務をとっていた人たちがいたのですが、(寄付を)受けられない、というのです」。一世と二世の差ですかね、とも言った。十日付本紙記事では、協会の最高幹部たちが「(最後の一瞬まで)資金がほしい」と、語っていたのに……。この協会の組織は本当にどうなっているんだろう。
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五木ひろし招聘失敗の顛末は、なんと日本の週刊誌ネタにもなった。週刊新潮六月十二日号の「人生、成り行き」という特集のトップニュースとして扱われ、「皇太子御前公演をキャンセルした『五木ひろし』」との見出しがついた。その中で「御前公演をまとめられなかった」人物として北川さんは登場し、「五木さん、そして交渉の間に入っていただいた小西さんには、心から謝らないといけません。ブラジルの日系社会の人たちに、お詫びいたします(中略)昔なら腹切りをしなくてはならないと思っています」とのコメントも紹介されている。ある意味、芸能人なみの扱いか?