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JICA基礎Ⅰコース=日本で学ぶ準備終了=日本語教師ら

ニッケイ新聞 2008年6月10日付け

 JICA日本語教師基礎Ⅰコースで、六月から四カ月間の本邦研修を行う研修生六人は、五月六日からブラジル日本語センター(谷広海理事長)で一カ月間の事前研修を行っていた。
 同研修は、今年三月から四月まで通信講座で基礎固めを行い、五月から同センターで研修を行った。
 五月二十八日午後から同センター内で閉講式が開催された。谷理事長は「日本で勉強して、日本語だけじゃなくて、日本文化もしっかり身に付けてきて欲しい」と希望を述べた。その他、松本留美子コーディネーター、徳力洋通信代表、昨年の研修生の伊藤綾さんがそれぞれ激励の言葉を送った。
 生徒を代表して服部千恵子パトリシアさんは、一カ月間の研修を振り返り「欠点を乗り越えて、新しい姿勢で学んでいきたい」と希望を述べた。
 続いて、谷理事長から一人一人に終了証が手渡され、研修生は感慨深げに受取った。
 パラグアイから参加していた柿木律子さん(31)は、ラパス日本人会運営の日本語学校で一年半程日本語教師を勤めている。「少しでも勉強になるようにと思って参加した。他の人が行った模擬授業は勉強になった。日本では、色々な教材を見てみたい」と意欲を覗かせた。
 研修生たちは、五月二十九、三十日、日本に向けて出発した。