ニッケイ新聞 2008年6月5日付け
二回目となる文協大総合美術展が十月に開催されるにあたり、主催の文協美術・工芸委員会では作品の募集を開始した。今年は締め切りが早まり、六月三十日から七月四日まで受け付ける。
一昨年まで別々に行なわれてきたサロン文協、美展、工芸展を大総合展として合同開催した同展。第一回目、百周年のプレ・イベントと位置付けた昨年は約三百人から八百点以上の応募があった。
今年も応募作品全体から選ぶ大金賞のほか、サロン文協、美展、工芸でそれぞれ金銀銅各賞などが選ばれる。大金賞には日本往復航空券が贈られる。今年の開催期間は十月八日から十九日までで、会場は文協大サロンおよび貴賓室。
募集開始の案内に来社した豊田豊美術委員長、金子謙一同副委員長、小田エルザ同委具象画委員長は、「今年は数よりも、充実した内容にしたい。百周年を機に地に足をつけ、今後続けていくための模範となるような美術展にしていきたい」と抱負を語り、作品応募を呼びかけた。
応募は二〇〇六年以降の作品で、一人三点まで。応募費用は百レアル。作品は文協事務局まで提出する。詳細は文協(11・3208・1755)まで。