ニッケイ新聞 2008年6月3日付け
サンパウロ州美術館(ピナコテカ)で現在、日系アーティストの作品を展示しているが、「江戸の工芸展」も同時に開かれている。同館一階にあるカフェでは、弓場農場の写真展が飾られ、向かいのルス駅にある『ポルトガル語博物館』の一階部分でもアブリル出版社による日本関連の展示がある。まさに日本一色だが、訪れる方は土曜日が全て無料で楽しめてお得だ。
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非日系のブラジル人はじめ、多くの人で賑わった文協主催の文化祭り。会場の各入り口にあった受付では、このほど移民百周年協会が発行した記念イベントガイドブックが配られていた。ボランティアの青年も会場内を歩いて、同ガイドブックを手渡ししてPRに励む姿も。式典まで一カ月を切ったが、こうした努力は大切だ。というか、すでに終了した行事も書かれているので、早く配らないと価値が減る?
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先週末からサンパウロ市内の気温が急に下がり、防寒着が必須になっている。三週間後に迫ったサンパウロの記念式典の会場は屋外。皇太子さまが出席予定の式典第二部が始まるのは夕方、気温が下がり始める時間だ。いずれにせよ防寒の備えは必要だろうが、残りの期間での天候回復を望みたいところ。