ニッケイ新聞 2008年7月5日付け
マリンガ日本公園にお立ちより
移民百周年を記念して全伯最大規模の日本公園を建設するマリンガ市。6月22日夜、ローランジア市の記念式典の時間超過により、皇太子さまが予定より2時間ほど遅れてご到着。あたりはすっかりと暗くなっていたが、地元日系人やブラジル人住民など大勢が今や遅しと待っていた。写真中央はパラナ州各都市で建設された移民百周年記念モニュメント。同州と姉妹都市提携を結ぶ兵庫県からの慶祝団一行らも参加し、皇太子さまご覧のもと、モニュメントの除幕式が開かれた
マリンガ文化体育協会(ACEMA・鈴木エドアルド会長)会館で22日夜、同市百周年委員会の記念晩餐会が開かれた。同協会会員や市役所関係者など正装した約300人が駆けつけ、会場を埋めた。晩餐会前には皇太子さまが26年前にもご訪問された同会館に10分間ほどお立ちよりになる一幕も。晩餐会では同市百周年委員会の安永修道実行委員長が、日本語のあいさつを述べて男泣きした。舞台には、島内憲駐ブラジル大使、オルランド・ベスッチ副州知事、シルヴィオ・バーロス同市市長、樽本庄一加古川市長、安永修道同市百周年委員会委員長などが並び、日本人移民の努力と貢献を称えた。
6月23日午前、パラナ州ご訪問を終え、マリンガ空港をお発ちになる皇太子さま。(Foto: Roberto Corradini-SECS)
6月22日、カンベーのセントロ・デ・イベントス・ヴィラージエで500人の皇太子さま歓迎大昼食会の様子(Foto: Arnaldo Alves-SECS)