サンパウロ市西部を流れるピニェイロス川のシダーデ・ウニベルシタリア橋に17日、謎の人形が突如現れ、市民の注目を集めている。青い飛び込み台の上には白のランニング・シャツとブリーフ姿のハゲ頭で小太りの中年男性が、今にも飛び込みそうな雰囲気で立っている。芸術家のエドゥアルド・スルールさんが州文化局の支援で行っているプロジェクトは、ピニェイロス川を泳げるまで回復させようという取り組みの一部だ。18日にはシダーデ・ジャルジン橋にも水着姿の2人の少女が出現するなど、今後も数カ所に像設置の予定。汚染問題への意識向上でつながるかはわからないが、強烈なインパクトを残すことはたしかだ。
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イボッピの世論調査によると、これまでほとんど語られてこなかったサンパウロ州連邦下院議員選挙の予想で選出されそうな候補者として、現下議でもあるお笑いタレントのチリリッカ氏、12年のサンパウロ市市長選挙で選挙当日直前まで支持率1位ながら敗れたセウソ・ルッソマノ氏、サンパウロ州政界の大物パウロ・マルフ氏、前下院人権委員長のマルコ・フェリシアーノ氏などがあげられている。マルフ氏はフィッシャ・リンパ法適用でサンパウロ州選挙地裁から出馬差し止めを求められているがどうする?
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18日、FIFAによるサッカーの世界ランキングが発表され、ブラジルは前回の7位からウルグアイを抜いて6位に浮上した。今月上旬の米国でのコロンビア戦とエクアドル戦で2連勝した効果があったか。コロンビアは同ランキング3位だ。1位はW杯王者のドイツで、2位は10月に対戦するアルゼンチンだ。