ブラジル倫理の会(須郷清孝会長)がサンパウロ市スマレ区、カンピーナス市の2カ所に支部を開設するにあたり、倫理研究所(丸山敏秋理事長)から前川朋廣総務局長(56、熊本)が辞令交付のため来伯した。
アメリカーナ市を拠点にポ語での普及活動を行ってきたが、会員の増加により支部増設が決まった。会員数はサンパウロ市を中心に85人。
同氏は着伯した5日に松柏大志万学院を訪問、6~8日はアメリカーナ支部で辞令交付式、講演、交流会などを行った。
講演会には日系人を中心に約50人が集まった。前川総務局長は、「倫理とは簡単に言えば、挨拶や笑顔など生活を豊かにする行動を整理し、法則化したもの。宗教ではない」「豊かな社会を作るためには、最小の社会集団である夫婦が仲良くなければならない」などと講じ、好評だった。
9日の帰国前に本紙を訪れ、「日語話者が少なくなっていく中で、ブラジル支部が行っているポ語での普及活動はありがたい。講演会には現地ブラジル人の姿もあった。これからも地道にコツコツと活動を続けて頂きたい」と感謝を述べた。
同研究所は日本国内で個人会員約20万人、法人会員約6万2千社を有し、米国、中国、台湾にも支部を持つ。
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