ニッケイ新聞 2008年5月29日付け
百周年を記念して空の玄関グアルーリョス国際空港の出口に設置するべく、グアルーリョス文協連合会が大竹富江さんに依頼しているモニュメントのプレ・ランサンメントが二十日午前、サンパウロ市内にある仁根建設資材(紫牟田寛社長)の倉庫で行われた。
大竹さんは「今は港でなく空港が玄関になっている」と設置場所の意義を説明。「空港であいさつのアブラッソしている様子をイメージしている」とモチーフを語った。小原彰陸軍予備役少将が司会し、約五十人のメディアが参加した。
実物は高さ九メートル、重さ三十トンにもなる巨大な深紅のオブジェで、いくつかに分けて製作中だ。「こんなに大きなものになるとは思わなかった」と本人も驚く。製作を担当した仁根建設資材がこの大きさをした。三台の大型トレーラーで夜間運搬する予定。
中矢アリメントス、レアル銀行などが多くの企業が協力した。