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九州ブロック=運動会に約500人が参加=綱引きなど競技20種楽しむ

ニッケイ新聞 2008年5月29日付け

 九州八県で構成している九州ブロックは「第六回九州ブロック親睦運動会」(佐賀県人会担当)を、十八日午前からジアデーマ市にあるブラジル沖縄文化センターで開催した。
 開会式は午前九時から始まり、九州八県人会会長による国旗掲揚、続いて、大会総裁の吉村幸之氏(佐賀県人会会長)は「お忙しい中、ありがとうございます。良いお天気です。みなさんで楽しい一日を過ごしましょう」とあいさつ。
 青空の下、競技は宝探し競争から始まり、徒競走や綱引きなど全二十種目が行われ、約五百人の参加者で盛り上がった。
 ビン釣り競争では、担当県の佐賀県にちなんでビンの変わりに「ムツゴロウ」釣り競争が行われた。競技の最後には、県対抗リレーで盛り上がった。
 昼食時間には、佐賀県人会による健康体操や、熊本県人会による火の国踊り、沖縄県人会の琉球國祭り太鼓が披露された。
 健康体操では、百周年記念曲の「海を渡って百周年」に合わせての体操も披露され、移民百周年を感じさせる一幕もあった。
 宝探しに参加した坂本チヅエさん(79、二世)は「毎年楽しみです」と、娘や孫と共に楽しんでいた。三岳進さん(88、長崎)は「毎回楽しみにしている。自然の空気を吸うのも一つの楽しみ」と生き生きとした表情で語った。
 来年の担当県である、福岡県人会の南アゴスチンニョ会長は「日系人だけでなく、ブラジル人も、小さな子どもからお年寄りまで皆一緒になって盛り上がり、すばらしい運動会だった。移民百周年ならブラジルでの運動会も百周年。このような日本の文化も守っていきたい」と運動会を振り返り、来年への意欲を見せた。