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「よりよく知って」パンフ刊行=移民史料館=日・ポ両語で販売中

ニッケイ新聞 2008年5月29日付け

 ブラジル日本移民史料館(本山省三館長)は、移民史や館内の展示資料をよりよく知ってもらうことを目的に「史料館ガイド」を日ポ両語で刊行、十六日夜に記念パーティーを開いた。 百周年を機にブラジルを訪れる日本人観光客や、日本移民の歴史を学ぶブラジル人を対象に、日本語版(二十レアル)、ポルトガル語版(二十五レ)で販売する。表紙デザインは豊田豊氏の作品によるもの。
 同史料館は今年で開館三十周年を迎えるにあたり、八、九階部分の改修事業も行なう予定。パンフレットの収益は同史料館の運営費などに使われる。
 パーティーで上原幸啓文協会長は、六月二十日から企画されている百周年イベント『移民写真展』に触れ、「多くの人に訪れてもらい、移民史を知ってほしい」とあいさつ。
 西林万寿夫在聖総領事、出版に協力した宮坂國人財団の太田レオ氏も本の刊行を喜んだ。
 栗原猛運営委員長は、「日本人移民の歴史を忘れないように作った」と話している。
 詳しくは史料館(電話=11・3209・5465)まで。