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コロンビア=ゲリラ指導者が死亡=FARCも病死を認める

ニッケイ新聞 2008年5月27日付け

 コロンビア政府のサントス国防相は二十四日に、FARC(コロンビア解放前線)最高指導者ペドロ・A・マリン氏(別名マヌエル・マルランダ)の死亡を発表した。FARCもその翌日、心筋梗塞により三月二十六日死亡と正式に発表した。
 後継者は、組織の思想家アフォンソ・カノ書記長が就任。FARCは発足以来、二十六日で四十四年になる。指導者の容体悪化は、誰も知っており死亡で驚いた様子はない。FARCにとって士気低下のときなので、打撃は大きい。
 そのうえ後継者選考でFARCが、ホホイ派とカノ派に割れたのも痛い。そこを狙って政府軍は、ゲリラ基地に絨毯爆撃をかけた。この攻撃には、米情報局や米偵察機も応援したらしい。