ニッケイ新聞 2008年5月21日付け
「今日、私はとても嬉しいです」――。最も美しい日系女性を決める『ミス・センテナリオ・ブラジル日本』の最終選考会が十七日夜、サンパウロ市イビラプエラ体育館であった。見事栄冠を勝ち取ったのは、サンパウロ州モジ・ダス・クルーゼス出身の中原・エイコ・カリーナさん(26、歯科医)。ブラジリア、リオ、ミナス、パライーバ、ロンドニア、ペルナンブコ、パラナ、サンタ・カタリーナ、マット・グロッソ、南麻州、南大河州など各州から二十人が出場、応援団の黄色い声援がこだました。カリーナさんは大会終了後、ニッケイ新聞の取材に応え、冒頭のように日本語で喜びを表現した。
カリーナさんは、モジ出身の二十六歳。USPを卒業、モデルとして日本に一年間滞在した経験も。現在はアルジャー市で歯科医として働き、「一人でゆっくりとした時間を過ごすこと」が趣味の落ち着いた雰囲気を持つ女性だ。
身長百七十六センチ、体重五十六キロとスレンダーなシルエット。バスト八十四、ウエスト六十、ヒップ九十と抜群のプロポーションを持つメスチッサだ。
楽屋に駆けつけた両親、中原カルロスさん(55、二世)とヴァニアさん(非日系)は、満面の笑みを見せ、兄のアンドリュウスさん(29)は、「出場者のなかで一番綺麗だった」と妹を最大の賛辞で祝福した。カルロスさんの父親マサルさんが、福岡県から一九二八年に移住した。
二位以下の出場者は以下の通り。三浦ナタリアさん(17、パラナ)、比嘉・ジュリアーナ・ミドリさん(18、サンパウロ)、浅沼・ハルミ・ツエレンさん(26、南大河州)、東・ライス・ナオミさん(16、パラナ)。
『ミス・センテナリオ・ブラジル日本』は、アマウリJRが司会を務めるREDE・TVの人気番組で各地の選考会が放映され、話題を呼んでいた。
選考会当日は山井ケンジや佐藤サブリナが司会を務め、審査員には昨年のミス・ブラジル、準ミス・ユニバースのナタリア・ギマランエスさんの姿もあった。
今回の決勝の模様は、二十四日午後十時から、同番組で放映される。