ニッケイ新聞 2008年5月14日付け
トラックのサンパウロ市乗り入れ規制は、五月三十日から実施となった。カサビサンパウロ市長は十五日間に、三条例を発令。第一はトラックの規制範囲を百平方メートルへ広げた。第二と三は、小型トラックと乗り入れ規制日の設定であった。
しかし、CEASAやパリ、ブラスなどを規制から外した。生コンやプロパンガス配給、フェイラ(青空市場)、引越し、ごみ回収、燃料配達、病人などに一定時間内規制を設けた。
規制のために市内の運送費が一三%調整されるのは仕方ないと、市長は見ている。交通渋滞は、経済活性化の落とし子で止むを得ないらしい。地下鉄やCPTM(都電公社)の利用客が増えているため、六億四千五百万ドルを投じて五十七輌の車両更新を行う。