ニッケイ新聞 2008年5月13日付け
「リンゴの里」として知られるフライブルゴは標高約千五十メートル。年間平均気温は十五度で、最後に雪が降ったのは八一年だそう。千百万本もあるリンゴの収穫期(一月~五月)にはパラナ州などから農業労働者がやってくるため通常は三万七千人の人口が一万人も増えるという。
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今月ブラジルで公演するピアニストの徳江陽子さんは、昨年七月にサンパウロ市で開かれた海外・汎米日系人合同大会の折にも来伯しており、今回が二度目のブラジル訪問。世界各国での公演にとどまらず、エイズ救済のチャリティー公演や、文化庁の助成により十数年日本国内で子供向け音楽普及に携わるなど幅広く活動している。今回の来伯に先立っては、四月二十四日に東京で開かれた百周年式典にも出席。会場で天皇陛下から「頑張ってください」との言葉を受けたという。
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日本最古の歌集「万葉集」の研究に貢献した人を顕彰する「NARA万葉世界賞」の第一回授賞式が、十日に奈良県明日香村で行われ、脇坂ジェニさん(81)に賞状とメダルが贈られた。続いて奈良県と朝日新聞社主催の脇坂さん講演会が行われた。その後の討論会で、同じ万葉学者の県立万葉文化館の中西進館長から「語句の意味や表現にまで踏み込んだ、日本人の研究者以上に高水準な研究」(朝日新聞)とたたえられた。そう言えばジェニさんの父「サンパウロ州新報」社主、香山六郎は大阪朝日新聞のブラジル通信員を務めていた。親子で同社と縁が深い。