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九年後太り牛時代=途上国一富豪を多く輩出

ニッケイ新聞 2008年5月10日付け

 バークレイ・ウエールス経済研究所は八日、ブラジルは、二〇一七年に資産百万ドル以上の富豪を六十七万五千世帯輩出し、途上国一の金持ちが多い国になると発表した。資産五十万ドル以上の世帯でも、ブラジルは二百六十万世帯で、ロシアやインド、中国、メキシコを抜いている。
 ブラジル人の一千五百万世帯の資産は、二〇一七年には二〇〇七年の二倍になる。ブラジル人が経済的に豊かになるのは、グローバル経済の中へ溶け込むからだ。多くはまだ、コモディティの高騰や証券取引所拡大の意味を理解していない。
 経済誌「フォーブス」によれば昨年、ブラジルで十九万人が富豪入りをした。ブラジルで百万ドル以上の資産を有する富豪は、国民の一・一%で所得格差の大きい国の九番目に位置する。