ニッケイ新聞 2008年5月6日付け
独自の東洋情緒をもった振り付けが特徴の、日系舞踊家スザナ・ヤマウチさんが、移民百周年を記念した新作公演「わびさび」を九日から十八日まで、サンパウロ市メトロのレプブリカ駅近くのイタリアビル劇場で行う。サンパウロ州文化局によるダンス事業の一環となる。
華道、茶道などの理想の境地といわれる「わびさび」を、モダンバレエで表現する意欲的な試みだ。ヤマウチさんは「A Flor da Pele」(九二年)、「A Face Oculta」(九六年)などの代表作がある。
舞台装置は陶芸家の仁居樹美さんが担当、日本の童謡などに造詣が深いカミーロ・カハラさんがオリジナル曲を作曲し、セルジオ・フナリさんが照明設計をしている。
木曜から土曜は夜八時から、日曜は六時から。入場料は二~四レアル。会場(Avenida Ipiranga, 344 – Subsolo, Edificio Italia – Sao Paulo)