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燃料値上げのインパクト=納付金額引下げで最小限に

ニッケイ新聞 2008年5月3日付け

 一日付け伯字紙によると、二日からガソリンとジーゼルの精製所渡し価格が値上げされたものの、消費者価格の値上げは最小限に止める努力が払われた。
 三一カ月間据え置かれてきた燃料価格調整は、原油価格の国際相場が高騰していることからは避けられないものとなっていたが、政府の懸念はインフレ高騰。そこで、今回の価格調整では、精製所渡し価格では一〇%と一五%の値上げを行ったものの、経済支配介入納付金(CIDE)額を、ガソリンについては一リットル当り一〇センターボ、ジーゼルについては一リットル当り四センターボ引下げ、インフレ圧力を削減することとした。
 これによって、消費者価格では一%と五%程度の値上げで済むと予想されている。また、CIDE額引下げでの減収分二五億~三〇億レアルは、ペトロブラスの売上増による税収で埋め合わせができると踏んでいる。