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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2008年5月1日付け

 在伯和歌山県人会連合会で行われた研修生の帰国報告会。毎年この時期に行われていて、本来は歓送会を兼ねて行われていた。しかし、今年から研修の受入れが行われなかったために、報告会のみになった。
 木原会長はあいさつの中で「母県との関係を続けるために、研修制度の復活」と訴えた。現在、どこの県人会も研修生枠が縮小され、存続が危ぶまれてきている。
 今回和歌山県で研修を行っていた三人は、母県で研修を行って、日本の技術を学ぶことができたのは良かった、と話す一方、それぞれの祖父母の生まれ故郷を訪れることが出来たことを、一番の思い出として語った。
 研修制度は、日本の技術を勉強するだけではなく、自分の祖父母の故郷を訪れ、自分のルーツを知ることができる大切な制度なのかもしれない。三人の話を聞いていて、そう思った。 (貴)