ニッケイ新聞 2008年4月26日付け
サンパウロ市長選はPMDB(民主運動党)のクエルシアサンパウロ州支部長が二十三日、カサブ現市長支持を表明し、新たな展開となった。六月の立候補届けを控え、DEM(民主党)とPSDB(社会民主党)の関係は混沌としている。
クエルシア・カサビ同盟は、アルキミン前知事を酸欠状態に追い込んだようだ。前知事は二〇一〇年の知事選を狙い、市長選から手を引けというサインらしい。クエルシア氏は、返礼に上院切符を貰った。
同同盟には、PT(労働者党)からも連邦レベルはどうなるのかと不満があった。クエルシア氏には目的があって、メルカダンテ上議(PT)の手前、戦術を変更したらしい。マルタ元市長もPMDBの豹変振りに手を焼いたようだ。