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「歌会始」入選者祝賀会=百周年記念、150人が祝う

ニッケイ新聞 2008年4月26日付け

 毎年皇居である「歌会始の儀」で入選したブラジル在住の詠進者を表彰する祝賀会が文協貴賓室で十八日に行なわれ、約百五十人が出席した。ブラジル日本移民百周年行事の一環で、コロニア四十二団体の共催。
 今までの入選者は、小松小五郎(五九)、山本博(六五)、信太千恵子(六六)、遠山実(七二、故人)、多田邦治(八四)、高原ます子(八六)、桜井正(八七、故人)、重富儀一(九〇)、村岡虎雄(九四)、新井知里(九六)、中村教二(九七、故人)、神津正(〇〇、故人)、中村教二(〇二、故人)、間島正典(〇四)、原田清子(〇五)、渡辺光(〇八)の十五人。()内は受賞年。
 祝賀会では、県連の長友契蔵副会長が司会を務め、文協の山下譲二副会長、在サンパウロ総領事館の後藤猛領事がそれぞれ祝辞を述べた。
 代理人を含めた受賞者ら八人に来賓から、それぞれ感謝状が贈られ、会場からは惜しみない拍手が送られていた。
 本年度、「晩秋の牧場の地平に野火走り 一千頭の牛追はれくる」の歌で入選、本紙ニッケイ歌壇選者でもある渡辺光さんが、受賞者を代表して謝辞を述べた。
 援護協会の菊地義治副会長が乾杯の音頭を取り、出席者らは受賞者を囲み、歓談を楽しんでいた。