ニッケイ新聞 2008年4月26日付け
一年以上前のある夜のこと。サンパウロ市リベルダーデ地区ガルボン・ブエノ街を歩いていたところ、大型トラックがすずらん灯に衝突。その拍子に灯の笠が、まるで大きな果実が落ちるかのように、「ドスッ」と落下した。
その灯は、いまだに笠・電球なしの状態。錆びた柱だけが立っている。「みっともない格好だな」と思っていたが、このほど、こうした状態にあるすずらん灯全部が、サンパウロ市の助成で全面改修されることになった。
同街の商店主も「街がきれいになるなら」と歓迎のよう。別の景観整備事業では、リベルダーデ広場を取っ掛かりに、江戸時代風に街を改装する計画もあがっている。
こうした事業で、穴ぼこと継接ぎだらけの歩道も整備してもらえないだろうか。穴でつまづきそうになるし、すずらん灯だけきれいになっても見た目のバランスも悪いような・・・。 (泰)