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高速鉄道が具体化=技術移転の条件付きで今年中入札

ニッケイ新聞 2008年4月25日付け

 ロウセフ官房長官は二十一日、W杯サッカーに向けてサンパウロ市経由リオ・カンピーナス間を結ぶ高速鉄道の建設に参加する外国企業は技術移転の条件付きとする意向を表明した。総予算は、百十億ドルを投じる。
 官房長官は二十一日、日本と韓国を同件で訪問した。高速鉄道はハードばかりでなく、ソフトも導入。ドイツやイタリアも計画に参加を希望しており、資本提携の選択肢もある。
 決定は入札方式で行い、デジタル・テレビのような方式の選択は問わない方針。サンパウロ州では、クンビッカとコンゴーニャス、ヴィラコッポスの三空港とリオのガレオン空港を通過。
 ブラジル側の参加企業は複数のコンソルシアムになり、営業許可条件は検討中。銀行は、産業開発銀行(BNDES)と米州開発銀行(IDB)が協賛。リオ・サンパウロ州間の停車駅は、まだ決まっていない。