ニッケイ新聞 2008年4月24日付け
日本文化週間に対し、ブラジル文化省から六百六十万レアルのルアネー法認可が下りた。大きな働きを見せたのは、同週間のコーディネーターを務める高橋ジョー氏。自らブラジリアに出向き直談判。根回しから広報まで行なう八面六臂ぶり。申請だけして放ったらかしの百周年協会とはえらい違いだ。しかし勝負はこれから。ブラジル最大の文化フェス開催に向けた動きに期待したい。
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百周年式典出席のため訪日した県連の与儀会長と園田副会長。日本到着後、まずはそれぞれ母県を訪れているようだ。沖縄タイムスによれば、与儀会長は六月の式典で披露する予定の琉球舞踊の衣装について協力を呼びかけ。毎日新聞は鹿児島県からの研修事業に協力した鹿屋市を園田副会長が表敬したことを伝えている。滞在中には、日系人協会、全国知事会など関係機関を訪問する予定という両氏。新生県連アピールの成果に期待したいところ。
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外務省の招聘で訪日中の日系青年二十五人。各地の青年会議所役員やポルトアレグレ、ブラジリアなど地方の日系団体関係者、またフランシスコ・ウエジョウ・ミナス州議はじめ政治家、アマゾナス州裁判判事、企業経営者、弁護士、技術者など多彩な顔ぶれだ。中にはサンパウロ、サンタカタリーナ、パラナバイなど各地の百周年委員会関係者の名前も。さて今回の訪日、それぞれの百周年に反映されるか。