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岩塩下油田は大発見=ツッピー油田は一二年本格稼動

ニッケイ新聞 2008年4月23日付け

 ペトロブラス石油公団は十九日、ツッピー油田の正確な埋蔵量を二〇〇九年に探査し、二〇一〇年までに採掘法を検討し本格稼動に入るのは二〇一二年の計画であると発表した。
 岩塩下の油田発見は世界でも初めてであり、ブラジルの海底油田試掘技術は国際水準を一歩先んじていたようだ。岩塩下の不明物体はこれまで専門家の関心であったが、ブラジルによって解明されたことになる。これからは、ブラジルに刺激されて岩塩下の油田試掘が忙しくなりそうだ。
 カリオッカ油床地域で試掘作業を行っていた七油井にうち五油井が、油田を掘り当てた。同地域には、さらに新たな大油田発見の可能性が残されている。原油の国際価格が百二十ドルまで上り、試掘作業現場は沸いている。