ニッケイ新聞 2008年4月23日付け
【レジストロ】レジストロのブラジル日本移民百周年を祝う最初の行事、ブラジル日本民謡同志会主催の第二十七回ブラジル民謡コンクールが六日、午前十時からレジストロ・ベースボール・クラブ(RBBC)会館で盛大に行われた。
開会式で、山村敏明ブラジル民謡同志会会長、佐々木悟RBBC会長、清水ルーベンス文協会長、飯星ヴァウテル連邦議員代理,アウベルト・マルチネス・ヴィダウさんが挨拶を述べた。
山口勉先生、吉田千鶴子先生の指導を受けた、地元の民謡大和会の子供たちは、日頃の練習の成果を発揮、唄に踊りに大活躍、大きな拍手を浴びた。また三味線、尺八の伴奏は、海藤司、市村キミ、塩野彰、石倉ジュリアナ、石倉ダニエラさんらが行なった。民謡の合間に健康表現体操、船木文子さん、歌丸勇吉さんのカラオケが披露された。
民謡の審査員は横山正、篠原俊巳、末定いく子の三氏、民舞の審査員は大村博子、山崎和子、村松美枝子の三氏だった。
出場者は約三百五十人の観衆を前に熱唱を繰り広げた。各カテゴリーの優勝者は次のとおりだった。
民謡◇幼少年の部(十歳まで) 上村ルイゼ(レジストロ)、◇青少年の部(十一歳~十八歳)山田アリネ(レジストロ)、◇中年の部(三十一歳~六十五歳)田中アリセ(プレジデンテ・プルデンテ)、◇高年の部(六十六歳~八十歳)光崎美津江(プレジデンテ・プルデンテ)、◇グランプリ:田中アリセ。
民舞◇民謡大和会(レジストロ)
特別出演の名人戦は、小野忠義、山本愛子、篠原俊巳、山口勉、海藤昌子、石川諭さんが熱唱し、観衆を唸らせた。
この大会出演予定のマリンガは、第二十六回大会の優勝者黒田栄一さん、初美さん夫婦の先月末の交通事故死を悼んで参加しなかった。しかし、唄に踊りに観衆は楽しい一日を送った。
(金子国栄さん通信)