ニッケイ新聞 2008年4月17日付け
和歌山県人会連合会(木原好規会長)主催の「二〇〇八年度和歌山県人会連合会慰安家族旅行ピクニック」が、去る三月二十九、三十日に行われた。
同ピクニックは毎年行われていて、今年で三十年以上を数える。今年も例年通り、イタニャエン市のマイアミ・ホテルを貸し切って行われた。
サンパウロからバス三台、サンパウロ近郊のモジ・ダス・クルーゼス市からバス一台、自家用車などで、百九十三人が参加した。今回の参加者のうち約四分の三が和歌山県に縁のある人たち。
二十九日の昼には談笑したり、釣りに出掛けたりする人たちの姿が目立った。夕食後には恒例のカラオケ大会。同県人会からカラオケの機械を持ち込み、各自自分の音程にあったテープを持参して行われた。唄った人たちは互いに盛んな拍手を贈り合っていた。
三十日は、朝食を食べた後に、恒例運動会。日本の運動会に似たもので、二人三脚、嫁探しゲーム、借り物競走など様々な種目が行われた。秋の心地よい日差しと海を背景に取り込みながら全員参加で行われた。
木原会長は「怪我でもしないかと冷や冷やするよ」と気が気でない様子。そんな心配をよそに老若男女〃必死の形相〃で競技が続いた。
昼食を挟んで、お楽しみビンゴ大会。ビンゴの紙を握り締め、読み上げられる数字にこれまた懸命の形相。中盤に差し掛かると、当らない人の目の色が変り、食い入るように数字を見つめていた。
楽しい思い出とともに、お土産を両手一杯に持った参加者たちは、それぞれ笑顔で来年の再会の約束をして、各々の家路に着いた。