ニッケイ新聞 2008年4月16日付け
ルーラ大統領(PT=労働者党)は否定するものの同大統領の第三次政権への就任を認める選挙制度改定案の根回しが、密かに進んでいる。いっぽう野党PSDB(民主社会党)とDEM(民主党)は同案が上程された場合、上院で廃案に追い込む連絡会議をセーラサンパウロ州知事(PSDB)の音頭で開いた。
選挙制度の改定案は、一部の人間を富ませ三次政権という詭弁で半永久政権につなげ国民を騙す手段だと野党は糾弾。PT(労働者党)は、詭弁で国民を操ることに長けていると、野党はいう。その野党PSDBとDEMは、地方では足並みが揃っていないようだ。