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ニッケイ新聞 2008年4月12日付け

 三月三十日午後三時半ごろ、アクリマソン区ピーレス・ダ・モッタ街で日系人二人が強盗被害に。後ろから不穏な黒人二人組が歩いてきたので、危険を感じた一人が後ろにかけていた鞄を前に隠して様子をうががっていたが、二人が通り過ぎた瞬間、振り返って「携帯を出せ」と脅してきた。一人はおとなしく渡し、もう一人が「持っていない」と言うと、強盗は何事もなかったようにその場を去ったという。嘘がばれて相手が怒る可能性もあったが、今回は被害が少なくて済んだ例。白昼でも注意が必要。
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 八日に着任したばかりのパラナ州軍警の総司令官、アンセウモ・ジョゼ・デ・オリベイラ大佐(41)は、管轄する大クリチーバ圏管内の日本移民百周年イベント関連の警備を強化するために幾つかの部隊を統合し、特別に「侍作戦(オベラソン・サムライ)」を展開すると就任早々発表した。なんとも粋な名前だが、サンパウロも負けてはいられない。さてどんな名前が。「ニンジャ作戦」あたりはまだ問題ないが、「エバ作戦」ではアニメファンにしか分からないし、「カミカゼ作戦」では少々やり過ぎ?
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 週三便、成田―サンパウロ間を飛ばしている日本航空(JAL)は今月十一日から、六月の臨時便の予約・販売をはじめた。通常便に加えて、サンパウロからは六月十八日・二十四日にそれぞれ一便、成田からは同月十七日・二十二日にそれぞれ一便出すという。関係者は「通常便は満席状態が続いておりますので、臨時便のご予約をどうぞ」と話している。移民の日を前後に多くの人が両国を行き交うだけに、こちらもすぐに一杯になるかも。