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東西南北

ニッケイ新聞 2008年4月9日付け

 サンパウロ市のトラック乗り入れ規制案は業者には不評。もう一つの乗用車のナンバープレートによる乗り入れ規制は、乗り入れ禁止日が二日に増えるのはまあ良いとする一方、市街地乗入れへの通行料徴収は反対との声が強い。しかし、乗り入れ規制を厳しくしても、取り締りの交通局職員増員はなしというのではと、効果のほどを疑う声も。車へのチップ埋め込みで、機械が監査役を果たしてくれるから人件費拡大につながる増員は不要ということか。
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 港や空港の税関職員のストが続いており、マナウスでは工場の休業、パラナではトラックの列。マナウスでの損害は一億ドルともいわれている。一部の品物は海上輸送から航空輸送に切り替えられたりしているが、儲けを失い、給与目減りの恐れもある庶民から見たら高給取りに見える税関職員のスト。この上物価高騰となれば、庶民の懐はますます寂しくなる。
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 麻薬密売人アバジアの資産競売がサンパウロ市のジョッキー・クラブで八~十三日に予定され、時価の三割以上を条件に車、電化製品などを売り出すことになっていたが、八日朝から押しかけた群衆が押せ、押せの大混乱。軍警が催涙ガスを使って騒ぎを治める必要が生じ、十二時に開場したものの、十四時には門を閉じたという。八日十六時現在、九日以降の情報はなし。
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 先週、北東伯を悩ませた雨は週末も続き、雨による被害が続出。七日までの死者は三十五人、被害者は数万人に及び、政府は、復興支援に六億一千三百万レアルの支出を決めた。地球温暖化で感染症流行の危険続くとの報もあるが、集中豪雨も、気候変化や生態系破壊など様々な要因による現象の一つともいえる。