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JICA教師研修OB会=新会長に弓場氏が就任

ニッケイ新聞 2008年4月8日付け

 JICA日本語教師研修生サンパウロ地区OB会(宮崎高子会長)は、三月三十日午前十時からブラジル日本語センターで二〇〇八年度定期総会を行った。谷広海ブラジル日本語センター理事長をはじめ、四十人近くが訪れた。
 〇七年度の事業、会計報告がそれぞれ承認された。収入は三万二千二七三・一一レアル、支出は二万九千六一七・二九レ。
 今年の改選では、宮崎会長は当初から一期のみを希望しており、「私的な理由でどうしても続けられない」との理由で辞意を表明していた。新会長候補には五人ほどが選ばれ、投票の結果、弓場パウロ勇作氏が新会長に選ばれた。その他の役員は十二日の話し合いで決定される。
 昼食を挟み、日本語教育研究懸賞論文入選作の発表が行なわれた。今年は応募された二作品のうち、非日系人のジャイル・フォンセッカ・ドス・サントスさんの論文「学習効率を高める思案」が選ばれた。発表は、日本語で行なわれた。
 最後には、記録映像作家の岡村淳さんの新作「第二の祖国に生きて~映像作家の記録したブラジル移民」上映会を行った。保存食が箱に一杯集まり、来場していた相田祐弘・救済会第一副会長に手渡された。